この記事の情報リスト
- 1 有名老舗オーディオメーカー:日本
- 2 有名老舗オーディオメーカー:イギリス
- 3 有名老舗オーディオメーカー:ドイツ
- 4 有名老舗オーディオメーカー:スイス
- 5 アメリカの高級オーディオブランド一覧
- 5.1 1. McIntosh(マッキントッシュ)
- 5.2 2. Wilson Audio(ウィルソン・オーディオ)
- 5.3 3. Magico(マジコ)
- 5.4 4. Klipsch(クリプシュ)
- 5.5 5. JBL(ジェイビーエル)
- 5.6 6. Audio Research(オーディオ・リサーチ)
- 5.7 7. Mark Levinson(マーク・レビンソン)
- 5.8 8. Krell(クレル)
- 5.9 9. Pass Labs(パス・ラボ)
- 5.10 10. VPI Industries(VPI インダストリーズ)
- 5.11 11. Grado(グラド)
- 5.12 12. Schiit Audio(シット・オーディオ)
- 6 デンマークの高級オーディオブランド一覧
- 6.1 DPA Microphones(DPAマイクロフォン)
- 6.2 1. Bang & Olufsen(バング&オルフセン)
- 6.3 2. Dynaudio(ディナウディオ)
- 6.4 3. Gryphon Audio Designs(グリフォン・オーディオ・デザイン)
- 6.5 4. DALI(ダリ / Danish Audiophile Loudspeaker Industries)
- 6.6 5. Vitus Audio(ヴィタス・オーディオ)
- 6.7 6. Ortofon(オルトフォン)
- 6.8 7. Buchardt Audio(ブカルト・オーディオ)
- 6.9 8. Audiovector(オーディオベクター)
本日は永久保存版として世界の老舗オーディオブランドについて紹介します。
実はオーディオブランド、当然お国柄というのが全面的に出てくるわけです。
やっぱりアメリカはマーベル作品のような・・・つまりハルクとか、アイアンマンとか、そういうヒーロー系のパワフルメガトンパンチなサウンドになりますし、日本は日本で良くいえば奥ゆかしい、悪くいうと、遠慮がちにそつなくまとめた印象のサウンドになってきます。
どこの国のブランドがいい!と一概に言えるようなものではありませんが、やはりオーディオブランドとしては、筆者の個人的にはドイツかイギリスの2強かな?と思います。
特に、マイクロフォンを含めた入り口と出口を総合的に考えると、ドイツはやはり世界トップのオーディオ大国であるといえます。
ここから順番に世界の有名老舗オーディオブランドの一部を紹介していきましょう。
この記事で紹介するブランドはオーディオを知る上で、オーディオマニアとのティータイムで必ずと言っていいほど飛び交う有名ブランドばかりですので、オーディオをこれから学びたい方、オーディオ沼に足を突っ込みたい方、音楽家の卵のみなさんは是非是非最後までしっかりチェックしてくださいね!
ビンテージオーディオ
ここで紹介するオーディオブランドはヤフオクやメルカリ、ebay等の中古品を取引するプラットフォームでオーディオ製品を探す際に役立ちます。
中古オーディオは根気良く探せば思わぬ掘り出し物が見つかりやすい世界ですので、気長に探しましょう!

この記事を担当:こうたろう
1986年生まれ
音大卒業後日本、スウェーデン、ドイツにて音楽活動
ドイツで「ピアノとコントラバスのためのソナタ」をリリースし、ステファン・デザイアーからマルチマイクREC技術を学び帰国
金田式DC録音のスタジオにて音響学を学ぶ
独立後芸術工房Pinocoaを結成しアルゼンチンタンゴ音楽を専門にプロデュース
その後写真・映像スタジオで音響担当を経験し、写真を学ぶ
現在はヒーリングサウンド専門の音楽ブランド[Curanz Sounds]を立ち上げ、ピアニスト, 音響エンジニア, マルチメディアクリエーターとして活動中
当サイトでは音響エンジニアとしての経験、写真スタジオで学んだ経験を活かし、制作機材の解説や紹介をしています。
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【さらなる専門家の監修】録音エンジニア:五島昭彦
学生時代に金田明彦氏に弟子入り。
ワンポイント録音の魅力に取り憑かれ、Panasonic半導体部門を経て、退職後金田式DC録音の専門スタジオ:タイムマシンレコードを設立。
ジャズは北欧系アーティストを中心に様々な美しい旋律を録音。
クラシック関係は国内外の様々なアーティストのレコーディングを担当しており、民族音楽にも精通。
現在は金田式DC録音のDSDレコーディングを中心にアコースティック楽器の収録を軸に活動中。
世界で唯一、金田明彦氏直系の弟子であり、金田明彦氏自らが手がけた金田式DC録音システムを使用している。
有名老舗オーディオメーカー:日本
日本のオーディオブランドは、上手にまとめられた印象のものが多く、オーディオマニアの間では物足りなさを感じる人も少なくありません。
ただし、そんな日本メーカーが乱立するため、日本のオーディオマニアはちょっとどころか、かなりハイレベルな人も多く、アマチュアオーディオ界(実質プロ越え)というのもあり、上手にまとまった日本のオーディオを真正面から風穴を開けた代表としてオーディオの神様:金田明彦氏の存在があります。
金田式DCマイクから感じる録音哲学日本のオーディオは特に老舗オーディオブランドだけでは語れない奥ゆかしさがあります。
とはいえ、有名なハイブランドを把握しておきましょう。
Accuphase(アキュフェーズ)
アキュフェーズは、1972年に元・ケンウッドの技術者である春日二郎と春日三郎の兄弟によって設立された、日本を代表するハイエンド・オーディオメーカーです。
社名の由来は「Accurate(正確な)」と「Phase(位相)」を組み合わせた造語で、高精度な音響再生を追求する理念を反映して立ち上げられました。
同社の製品は、徹底した音質へのこだわりと高級感あふれるデザインが特徴で、特にプリアンプやパワーアンプ、SACDプレーヤーなどは世界的に評価されています。
アキュフェーズの音は「静寂の中に広がる豊かな音場」と評され、滑らかで品位のある音質が特徴で、特に日本の「和」の美意識と職人技が根底にあり、「音楽を自然な形で再現する」哲学が貫かれています。
大量生産を避け、熟練職人の手作業を重視する姿勢も、日本の伝統的なものづくり精神を守っています。
Accuphase公式サイト(外部サイトへ)Luxman(ラックスマン)
ラックスマンは、1925年に創業された日本のオーディオメーカーで、今年2025年(令和7年)に創業から1世紀(≒100年)を迎えた日本の超老舗メーカーです。
NHKラジオ放送開始と同時期に大阪市心斎橋で創業し、現在は神奈川県横浜市港北区新横浜に本社を持っています。
創業当初は真空管アンプの製造からスタートし、音響機器の性能とデザインを追求する姿勢を貫いてきました。
ブランド名の「Luxman」は「Lux(光)」と「Man(人)」を組み合わせたもので、音楽とともに光り輝く音響体験を提供するという理念を象徴しています。
ラックスマンは特に真空管アンプの温かみのある音が高く評価され、オーディオ愛好者の間で「ラックスマンらしい音」として広く認知されています。
また、トランジスタアンプにも真空管の良さを取り入れる「真空管とトランジスタのハイブリッド技術」にも定評があり、常に革新的な技術を提供しています。
Luxman公式サイト(外部サイトへ)Esoteric(エソテリック)
エソテリック(Esoteric)は、1987年にティアック(TEAC)の高級オーディオ部門として誕生したブランドで、世界最高水準のデジタルオーディオ技術とアナログ設計を融合させたハイエンド機器を提供しています。
ブランド名の「Esoteric」は「秘伝」や「高度な専門知識」を意味し、音楽の本質を究極の形で再現するという哲学を表しています。
エソテリックの最大の特徴は、SACD/CDトランスポート技術とD/Aコンバーターにあります。
特に独自開発の「VRDS(Vibration-Free Rigid Disc-Clamping System)」メカニズムは、ディスクの回転による振動を徹底的に抑え、精密なデジタル信号の読み取りを実現します。
また、DACには独自のハイスペック回路を採用し、極めて低ノイズで高解像度な音を生み出します。
エソテリックの音は、圧倒的な解像度と透明感を持ちながらも、アナログ的な滑らかさを兼ね備えているのが特徴です。
特にクラシック音楽やジャズなど、細かなニュアンスを求めるリスナーに愛されており、「録音現場の空気感まで再現する」と評されます。
また、シャーシ設計にはアルミ削り出しの堅牢な筐体を採用し、振動や外部ノイズの影響を極限まで抑える工夫が施されており、この精緻なものづくりの姿勢は、日本の精密工業技術の結晶とも言えるものです。
Esoteric公式サイト(外部サイトへ)TAD(Technical Audio Devices)
TAD(Technical Audio Devices)は、1975年にパイオニアのプロフェッショナル向け音響部門として設立されたブランドで、当初は録音スタジオや放送局向けのスピーカーを開発していました。
TADの設計思想は一貫して「原音忠実再生」にあり、徹底した物理特性の追求によって、世界のレコーディングエンジニアから絶大な信頼が寄せられました。
TADの技術の中核を成すのが、ベリリウム振動板を用いたコンプレッションドライバーとコアキシャル(同軸)ユニットであり、ベリリウムは極めて軽量で剛性が高く、広帯域にわたる優れたレスポンスを実現、しかし加工が非常に難しいことで知られていました。
この技術を量産レベルで実用化できたのは、TADの精密な製造技術の賜物であり、これにより同社のスピーカーは驚異的な解像度と自然な音場を生み出すことに成功しています。
TADの哲学は、日本の「精密工学」と「音の真実」を追求する文化に根ざしており、技術者たちの妥協なき姿勢が生み出す音は、まさに日本のクラフトマンシップの結晶といえる。
TAD公式サイト(外部サイトへ)Soulnote(ソウルノート)
Soulnote(ソウルノート)は、日本のオーディオメーカー「CSR株式会社」が展開するハイエンドオーディオブランドで、元マランツ・プロジェクトチームの設計者、加藤秀樹氏によって2006年に創設されました。
従来の測定データや理論に縛られず、「実際に音を聴いて最も感動する音」を追求する独自の設計思想を持つ点が最大の特徴です。
ソウルノートの設計哲学の中核には「ノン・フィードバック」「シンプルな回路構成」「徹底したフルバランス設計」があります。
また、コンデンサの種類や内部配線の材質、ネジの締め方まで音質に影響を与えるとする考えのもと、理論よりも実際の試聴を重視する姿勢を貫いています。
代表的な製品には、純A級動作のプリメインアンプや、独創的な回路設計を持つD/Aコンバーターなどがあり、特に「SOULNOTE D-2」や「SOULNOTE A-3」は高い評価を得ています。
Soulnote公式サイト(外部サイトへ)Kondo Audio Note(近藤ラボ)
Kondo Audio Note(近藤ラボ)は、日本が誇る真空管アンプの最高峰ブランドであり、1970年代に音響技術者・近藤公康(Kondo Hiroyasu)氏によって設立されました。
世界初の銀線を使用したオーディオ機器を開発したことで知られ、極限まで音楽の本質を追求する哲学と、徹底したハンドメイドのクラフトマンシップにより、世界中のオーディオファンから「音の芸術品」と称えられています。
Kondoの特徴は、純銀を使用した回路設計と独自の真空管技術にあります。
一般的な銅線と比較して、銀線は導電率が高く、微細な音のニュアンスをより忠実に伝えるとされており、Kondoは単なる銀線の使用にとどまらず、独自の精錬技術によって、より純度の高い銀を採用しています。
また、真空管アンプの設計には徹底的なパーツ選びと熟練の手作業による製造が行われ、全ての製品は数ヶ月をかけて入念に調整されるのも特徴です。
代表的なモデルとして、「Gakuoh」(直熱三極管アンプ)、「Ongaku」(伝説的な銀配線アンプ)、「Kagura」(フラッグシップ・モノラルパワーアンプ)などがあり、いずれも世界のオーディオショーで高い評価を受けています。
Kondo Audio Note公式サイト(外部サイトへ)Koetsu(光悦)
Koetsu(光悦)は、日本が誇るハイエンドMC(ムービングコイル)カートリッジのブランドであり、創業者・長谷川光悦氏の名から由来しています。
長谷川氏は江戸時代から続く漆芸や刀鍛冶の家系に生まれ、戦後、日本コロムビアでの技術開発を経て、独立。
1970年代に、自らの名を冠したKoetsuブランドを立ち上げました。
Koetsuの最大の特徴は、伝統工芸と音響技術の融合にあります。
そのカートリッジは、ボディに天然石(ローズクォーツ、オニキス、ラピスラズリなど)や漆塗りの木材(紫檀、黒檀)を採用し、ひとつひとつ手作業で仕上げられているのが特徴です。
これにより、単なるレコード針の域を超え、工芸品としての美しさを持つと同時に、レコードの溝をより繊細にトレースし、豊かで自然な響きを再生することが可能になりました。
現在もKoetsuのカートリッジは熟練の職人によるハンドメイドで生産されており、大量生産は不可能なため、常に世界中で高い需要を誇っています。
まさに“芸術と音楽の融合”を体現したブランドであり、日本の伝統技術とオーディオの粋を結集した製品として、アナログ再生の究極を求める愛好家にとって唯一無二の存在であり続けています。
Koetsu公式サイト(外部サイトへ)有名老舗オーディオメーカー:イギリス
イギリスは、クラシックやロックなどの豊かな音楽文化を背景に、数多くの高級オーディオブランドを生み出してきました。
特にBBCモニターをルーツとするスピーカーブランドや、アナログプレーヤー、アンプの分野で世界的に影響を与えています。
クラシックの分野でも不思議な魅力を醸し出すイギリスは実は古楽のメッカだったりします。
Bowers & Wilkins(B&W)
Bowers & Wilkins(B&W)は、1966年にイギリスのサセックス州で設立された高級スピーカーブランドであり、世界中のオーディオファンやプロフェッショナルから絶大な信頼を得ています。
創業者のジョン・バウワーズ(John Bowers)は、当初オーディオショップを経営していましたが、より理想的なスピーカーを追求するため自らB&Wを立ち上げました。
1970年代には、ケブラー繊維を用いた振動板を開発し、音の歪みを抑える技術を確立。
1980年代以降は、音響研究施設「ステイニング・リサーチ・エスタブリッシュメント」を設立し、科学的アプローチによるスピーカー設計を推進しました。
その成果は、同社のフラッグシップモデルである**「800シリーズ」**に集約されており、ロンドンのアビーロード・スタジオをはじめ、世界の名だたるスタジオでモニタースピーカーとして採用されています。
B&Wは、今なおピュアでリアルな音の再生を追求する哲学を貫き、家庭用ハイエンドオーディオからカースピーカー、ワイヤレススピーカーまで幅広い製品を展開しています。
Bowers & Wilkins公式サイト(外部サイトへ)Tannoy(タンノイ)
Tannoy(タンノイ)は、1926年にイギリスで設立された世界最古級のスピーカーブランドであり、その革新的な技術と独特の音作りで世界中のオーディオ愛好家やプロフェッショナルに愛されています。
創業者ガイ・R・ファウンテン(Guy R. Fountain)は、当初鉛蓄電池の整流器を製造していましたが、後にスピーカー開発へとシフトしていきました。
ブランド名の「Tannoy」は、”Tantalum Alloy”(タンタル合金)に由来しており、彼が初期に使用した材料にちなんでいます。
Tannoyの最大の特徴は、**「デュアルコンセントリック・ドライバー」**と呼ばれる同軸型ユニットにあります。
これは、ウーファーとツイーターを同軸上に配置することで、全帯域の音を一点から発する理想的な音響構造を持ち、位相の乱れを極限まで抑えたリアルな音像定位を実現することにありました。
この技術は1947年に誕生し、以降Tannoyの象徴的な技術として進化を続けている。
Tannoyは、家庭用オーディオはもちろん、劇場や放送局、スタジオ向けのプロフェッショナルスピーカーとしても広く採用されてきた歴史があり、特にBBCやロンドンのロイヤル・アルバート・ホールなどでも使用されており、その信頼性と音質の高さが証明されています。
英国のクラシックな伝統音響の象徴的な存在としてそのブランド力は現在も不動の地位を築いています。
Tannoy公式サイト(外部サイトへ)Linn(リン)
Linn(リン)は、1973年にスコットランドで設立された高級オーディオブランドであり、アナログターンテーブルからデジタルネットワークオーディオまで、オーディオ業界に革新をもたらしてきました。
創業者のアイバー・ティーフェンブルン(Ivor Tiefenbrun)は、「音質はシステム全体ではなく、ソースが最も重要である」という哲学を掲げ、その理念を体現する製品開発を行ってきました。
Linnを一躍有名にしたのは、**1972年に発表されたアナログターンテーブル「Sondek LP12」**でした。
このターンテーブルは、独自のサスペンション機構と精密な設計によって、アナログレコードの持つ情報を極限まで引き出すことに成功し、今なお世界中のオーディオファンに愛されています。
その後、Linnはスピーカー、アンプ、CDプレーヤーへと製品ラインを拡大し、2007年には業界に先駆けてCDプレーヤーの製造を終了し、ネットワークオーディオに完全移行するという大胆な決断を下しています。
これにより、Linnは高音質ストリーミングオーディオの先駆者としての地位を確立し、「Klimax DS」「Akurate DS」などのハイエンドネットワークプレーヤーを発表しました。
Linn公式サイト(外部サイトへ)Harbeth(ハーベス)
Harbeth(ハーベス)は、1977年にイギリスで創業されたスピーカーブランドであり、BBCの放送用モニタースピーカーの開発をルーツに持つ名門ブランドです。
創業者のダドリー・ハーウッド(Dudley Harwood)は、BBCの研究開発部門に所属し、スピーカーユニットの素材として新たに**「ポリプロピレン・コーン」**を導入することで、より低歪みでナチュラルな音の再生を実現しました。
この技術を活かし、BBCモニタースピーカーの後継機種を開発する目的でHarbethを設立。
Harbethのスピーカーは、**「人間の声を自然に再生する」**ことを最優先に設計されていることが特徴です。
これは、BBCが放送や録音の際に「音楽だけでなく、ナレーションやインタビューなどの人の声を忠実に再現する必要がある」と考えたことに起因しているわけです。
そのため、Harbethのスピーカーは非常にニュートラルで、色付けのない自然なサウンドを特徴としています。
Harbethのスピーカーキャビネットは、伝統的な薄型の木製エンクロージャーを採用し、**「ロスレス・キャビネット」**と呼ばれる設計思想に基づいており、これにより、スピーカーそのものが楽器のように適度に共鳴し、より自然で温かみのある音を生み出すことに成功しています。
Harbeth公式サイト(外部サイトへ)有名老舗オーディオメーカー:ドイツ
オーディオといえばドイツ。
カメラといえばドイツ。
精密機械といえばドイツ。
特にカメラとオーディオは第二次大戦の最中、アドルフヒトラーの広報のために進化しました。
ノイマンやゼンハイザーはドイツの国営放送のために急速にその性能を進化させていきます。
ドイツのオーディオは身体にまとわりつくような、なんともいえないしつこさと粘り強さがあり、それでいて脂っこくない特徴があります。
ちょうどBMWの5シリーズを高速道路で運転しているような、道路にタイヤがべっとりと吸い付くようなニュアンス。
イギリスのような透明感が好きという人からすると正反対な印象に映るのがドイツオーディオです。
Burmester(ブルメスター)
Burmester(ブルメスター)は、1977年にドイツ・ベルリンで創業された高級オーディオブランドです。
創業者のディーター・ブルメスター(Dieter Burmester)氏は、もともと電子工学のエンジニアであり、音質の純粋な追求と卓越したクラフトマンシップを融合させたオーディオ機器を生み出しました。
現在では、世界でも最高峰のオーディオブランドの一つとして広く認知されています。
Burmesterの最大の特徴は、**「最高品質のサウンドと美しいデザインの両立」**にあります。全製品はドイツ国内でハンドメイドされ、厳格な品質管理のもとで生産されます。
特に、堅牢なアルミニウム製の筐体や、精密な内部設計によって、透明感のあるサウンドと耐久性を兼ね備えています。
同社の製品ラインナップには、プリアンプ、パワーアンプ、スピーカー、CDプレーヤー、ネットワークプレーヤーなどが含まれており、そのすべてが妥協のない設計によって作られています。
また、Burmesterは自動車のハイエンドオーディオシステムにも進出しており、ポルシェ、メルセデス・ベンツ、ブガッティといった高級車ブランドに採用されています。
これにより、車内でもコンサートホールのような音響体験を提供することに成功しています。
Burmester公式サイト(外部サイトへ)Canton(カントン)
Canton(カントン)は、1972年にドイツで創業されたスピーカーメーカーです。
創業者のホルガー・ゼルプ(Holger Seidl)氏と、その仲間たちによって設立され、「最高品質のサウンドを家庭に届ける」という理念のもと、幅広いオーディオ製品を開発してきました。
現在では、ドイツを代表するスピーカーブランドの一つとして世界的に知られています。
Cantonのスピーカーは、音の正確性と力強さのバランスに優れていることが特徴です。
低音から高音まで均整の取れたサウンドを実現し、ジャンルを問わず自然な音楽再生を可能にします。
また、エンクロージャーには厳選された素材を使用し、剛性と共鳴制御を最適化することで、透明感のあるクリアな音質を提供しています。
Cantonは技術革新にも積極的であり、自社開発のスピーカーユニットやクロスオーバーネットワークの改良を常に行っています。
特に、アルミニウムやセラミックを使用した振動板技術は、歪みを抑えつつ高解像度なサウンドを生み出すために開発されました。
Canton公式サイト(外部サイトへ)Lindemann(リンデマン)
Lindemann(リンデマン)は、1993年にドイツで設立されたハイエンドオーディオメーカーで、特にデジタルオーディオ分野において革新的な技術を開発してきました。
創業者のノルベルト・リンデマン(Norbert Lindemann)氏は、音楽の忠実な再現を追求しながらも、最新のデジタル技術を活用することで、高音質と利便性を両立させた製品を生み出しています。
Lindemannの特徴は、ハイレゾ音源やストリーミング再生に特化したデジタル機器の開発にあります。特に、ネットワークプレーヤーやDAコンバーター、CDトランスポートなどのデジタル系オーディオ機器は、世界的に高い評価を受けています。
また、Lindemannはアナログの魅力を活かした設計にもこだわっており、真空管回路や独自のアナログステージを組み込んだ製品も展開しています。
そのため、デジタルオーディオでありながらも、ナチュラルで温かみのあるサウンドが特徴となっています。
Lindemann公式サイト(外部サイトへ)ELAC(エラック)
ELAC(エラック)は、1926年にドイツのキール(Kiel)で創業された老舗オーディオブランドです。
もともとは音響技術だけでなく、潜水艦のソナーシステムや通信技術の開発を手掛けていましたが、戦後はオーディオ機器の製造にシフトし、特にスピーカーとターンテーブルの分野で世界的な評価を獲得しました。
ELACの最大の特徴は、伝統的なドイツの精密技術と革新的なオーディオ技術の融合にあります。
同社は1950年代からターンテーブルの開発を行い、1970年代にはカートリッジ技術で高い評価を得ました。
その後、1980年代から本格的にスピーカーの開発に注力し、現在ではスピーカーブランドとしての地位を確立しています。
特に有名なのが、ELACが開発したJETトゥイーターです。
これは、オスカー・ハイル博士のエアモーション・トランスフォーマー技術を改良したもので、一般的なドーム型トゥイーターよりも圧倒的に高速な音波伝達を可能にし、極めてクリアで解像度の高い高音域再生を実現しています。
JETトゥイーターは、現在のELACのスピーカーにおいてアイコニックな技術となっています。
ELAC公式サイト(外部サイトへ)Backes & Müller(バッケス & ミュラー)
Backes & Müller(バックス&ミュラー)は、1973年にドイツで設立されたハイエンドオーディオブランドで、アクティブスピーカー(アンプ内蔵スピーカー)技術のパイオニアとして知られています。
創業当初から、従来のパッシブスピーカーとは異なるアプローチで、より正確でダイナミックなサウンド再生を目指してきました。
同社の最大の特徴は、すべてのスピーカーがアクティブ設計であるという点です。
一般的なスピーカーは外部アンプで駆動されるパッシブ方式が主流ですが、Backes & Müllerはスピーカーごとに最適化された内蔵アンプを搭載し、各ユニットを独立して駆動することで圧倒的な解像度と正確な位相特性を実現しています。
また、独自のDSP(デジタル・シグナル・プロセッシング)技術を活用し、リスニング環境に応じた補正機能を備えているのも特徴です。
これにより、部屋の音響特性による影響を最小限に抑え、どんな環境でも理想的な音響バランスを提供します。
製品ラインナップには、ホームオーディオ向けのハイエンドモデルから、プロフェッショナル用途のモニタースピーカーまで幅広く展開されており、精密で自然なサウンドを求める音楽愛好家やスタジオエンジニアに支持されています。
Backes & Müller公式サイト(外部サイトへ)有名老舗オーディオメーカー:スイス
スイスは、精密機械技術とオーディオ工学が融合したハイエンドオーディオの宝庫として知られています。
特に、スタジオ機器やオープンリールレコーダーの分野では世界的な評価を確立しており、近年ではハイエンドオーディオ機器のブランドも多数存在します。
ここからは少し駆け足で見ていきたいと思います。
Studer, Nagra, Revoxなどのオープンリールのブランドに関してはこちらの記事の方が詳しく書かれていますので、是非こちらの記事を参考にしてください。
超解説!オープンリールレコーダー入門(サイト内リンク) 【至高のビンテージ】REVOX A77, B77 シリーズのすべて(サイト内リンク)1. Studer(スチューダー)
・1948年にウィリ・スチューダー(Willi Studer)によって創業。
・プロフェッショナル向けオープンリールテープレコーダーの名門。
・名機「A80」「A810」は世界中のスタジオで使用され、伝説的なレコーディングを支えた。
・現在は放送・放送局向け機器のブランドとして存続。
2. Nagra(ナグラ)
・1951年にステファン・クデルスキー(Stefan Kudelski)が創業。
・ポータブル・オープンリールレコーダー「Nagra III」など、映画業界や報道業界で活躍。
・現在はハイエンドオーディオブランドとしても成功し、真空管アンプやDAC、ターンテーブルなどを展開。
・超高精度な音響設計でオーディオファンから絶大な支持。
3. Goldmund(ゴールドムンド)
・1978年創業、スイスのウルトラハイエンドブランド。
・「Telos」シリーズのアンプ、「Eidos」シリーズのCDプレーヤーなど、高級オーディオ機器を展開。
・超高精度なエンクロージャーとタイム・アライメント技術にこだわるブランド。
・一部モデルは数百万円以上の価格帯で取引される。
4. Soulution(ソウルーション)
・2001年にスイスのプレシジョンオーディオエンジニアによって設立。
・「真のハイエンドを追求するアンプメーカー」として、特にピュアな信号伝送と超低歪み技術に定評。
・プリメインアンプ「530」、パワーアンプ「711」など、世界的な賞を受賞する製品多数。
・ゴールドムンドと並ぶスイスのウルトラハイエンドオーディオブランド。
5. CH Precision(シーエイチ・プレシジョン)
・2009年創業、スイスの最新鋭オーディオメーカー。
・モジュール式設計でカスタマイズ可能なアンプやDACを提供。
・ハイエンド市場で急成長し、特にアナログ・デジタル融合の技術に強み。
・究極の「精密オーディオ」を求めるファン向け。
6. Weiss Engineering(ワイス・エンジニアリング)
・1985年にダニエル・ワイス(Daniel Weiss)によって創業。
・元Studerのエンジニアが設立した、プロフェッショナル向けのデジタルオーディオメーカー。
・マスタリングスタジオで愛用される「Weiss DAC」シリーズや「Weiss MAN301」など、ハイエンドデジタルオーディオ機器を開発。
・高精度なDAコンバーターはオーディオファンからの評価も高い。
7. Stenheim(ステンハイム)
・スイスの高級スピーカーブランド。
・アルミニウムエンクロージャーを採用したスピーカーが特徴。
・モデル「Alumine Five」などは、スイスの精密加工技術を活かした美しく高音質な設計で知られる。
・ゴールドムンド、ソウルーションと並ぶスイスのハイエンドスピーカーブランド。
8. Revox(レボックス)
・Studerと並ぶスイスの名門ブランドで、ハイエンドオーディオ機器を展開。
・オープンリールデッキ「Revox A77」は世界的に人気があり、現在もヴィンテージ市場で高額取引。
・現在はハイエンドオーディオ機器やスマートオーディオ製品を展開。
9. Thorens(トーレンス)(※スイス創業 → 現在はドイツ)
・1883年にスイスで創業し、現在はドイツに拠点を移しているターンテーブルブランド。
・「TD124」「TD160」などのアナログターンテーブルの名機を数多く生み出す。
・現在もヴィンテージアナログオーディオ愛好家の間で高い評価を受ける。
アメリカの高級オーディオブランド一覧
アメリカは、ハイエンドオーディオからプロ用機器まで幅広いブランドを持つ世界最大のオーディオ市場のひとつです。
特に、スピーカー、アンプ、ターンテーブル、DAC、カートリッジなど、あらゆる分野で革新的なブランドが誕生しており、クラシックな老舗ブランドと新進気鋭のメーカーが共存しています。
1. McIntosh(マッキントッシュ)
・1949年創業、アメリカを代表するハイエンドオーディオブランド。
・象徴的なブルーのVUメーターと堅牢な筐体が特徴。
・「MC275」などの真空管アンプ、「MA12000」などのハイブリッドアンプが有名。
・ハイエンドながらもウォームで豊かな音質が魅力。
2. Wilson Audio(ウィルソン・オーディオ)
・1974年にデイヴィッド・A・ウィルソンが創業。
・世界屈指のハイエンドスピーカーブランド。
・「WAMM Master Chronosonic」「Sasha DAW」など超高級スピーカーを製造。
・精密なタイムアライメント設計で、超高解像度のサウンドを実現。
3. Magico(マジコ)
・2004年に創業した、最先端のスピーカーブランド。
・航空機グレードのアルミニウムを使用したエンクロージャーが特徴。
・「M9」「A5」など、ハイエンドスピーカー市場で革新を続ける。
・ピュアな音響特性を追求し、特にオーディオマニアから高評価。
4. Klipsch(クリプシュ)
・1946年にポール・W・クリプシュが創業。
・ホーンスピーカー技術のパイオニアとして名高い。
・「Klipschorn」など、ダイナミックでエネルギッシュなサウンドが特徴。
・映画館やライブ会場の音響システムでも使用される。
5. JBL(ジェイビーエル)
・1946年創業、世界的に有名なオーディオブランド。
・プロ用スピーカーとホームオーディオの両方で成功。
・「L100 Classic」や「Everest DD67000」など、伝説的なスピーカーを多数展開。
・ライブPAシステムやスタジオモニターの分野でも強い影響力を持つ。
6. Audio Research(オーディオ・リサーチ)
・1970年創業、真空管アンプの名門ブランド。
・ハイエンドプリアンプ「Reference 6」などが有名。
・温かみのある豊かな音質と、透明感のあるサウンドステージが魅力。
・クラシック音楽愛好家にも人気が高い。
7. Mark Levinson(マーク・レビンソン)
・1972年創業、ハイエンドアンプのトップブランド。
・「No. 536」など、圧倒的なSN比とパワフルな駆動力を持つ製品を展開。
・レクサスの高級カーオーディオにも採用される。
・オーディオシステム全体をトータルで設計するコンセプトを持つ。
8. Krell(クレル)
・1980年創業、アメリカの高級アンプブランド。
・「KSA」シリーズなど、圧倒的な駆動力を持つパワーアンプで有名。
・低インピーダンスのスピーカーでも余裕でドライブできる設計が特徴。
・超ハイエンドオーディオシステムの心臓部として評価が高い。
9. Pass Labs(パス・ラボ)
・1991年創業、ネルソン・パスによるアンプ専門ブランド。
・クラスA動作の「XAシリーズ」など、ピュアな音質を追求。
・オーディオマニアの間で「究極のトランジスタアンプ」として評価。
・ナチュラルでスムーズな音質が特徴。
10. VPI Industries(VPI インダストリーズ)
・1978年創業、アメリカを代表するアナログターンテーブルメーカー。
・「Prime」「HW-40 Anniversary」など、ハイエンドアナログプレーヤーを展開。
・高精度なトーンアームと振動制御技術に優れる。
・アナログレコード愛好家にとっての定番ブランド。
11. Grado(グラド)
・1953年創業、アメリカ・ニューヨークの老舗ヘッドフォン&カートリッジメーカー。
・木製ハウジングを採用した「GS3000x」など、アナログ的な温かいサウンドが魅力。
・手作りで製造されるカートリッジはアナログファンに人気。
・高級ヘッドフォン市場でも高評価。
12. Schiit Audio(シット・オーディオ)
・2010年創業、ハイエンドヘッドフォンアンプ&DACのブランド。
・「Yggdrasil」「Bifrost」など、高性能DACを開発。
・リーズナブルな価格ながら、高い音質でコストパフォーマンスが良い。
・ヘッドフォンオーディオ市場で人気急上昇中。
デンマークの高級オーディオブランド一覧
デンマークは、世界有数のオーディオ技術大国として知られています。
特にスピーカー技術においては、世界最高水準のメーカーが多数存在し、高解像度で透明感のあるサウンドが特徴的です。
それに加えてデンマークのオーディオブランドはデザイン性の高さでも評価され、北欧デザインと高音質の融合が魅力となっています。
デンマークといえば、真っ先に思いつくのがDPAですよね。
近年、AKGから分離独立したオーストリアンオーディオを買収合併したことも話題となりました。
DPAの4000シリーズは無指向性、指向性ともに本当に素晴らしく、他を圧倒する存在感があります。
まずはそんなDPAから紹介し、駆け足で進めていきましょう。
DPA Microphones(DPAマイクロフォン)
DPA Microphonesは1992年に創業し、スタジオ、ライブ、放送、フィルム、舞台など、あらゆる分野で使用される超高精細なコンデンサーマイクを製造するデンマークの企業です。
そのルーツは**世界的な音響計測器メーカー「Brüel & Kjær(B&K)」**にあり、科学的な測定技術を基にした極めて精密なマイク設計が特徴です。
Brüel & Kjærの音響測定技術は、NASAや研究機関でも使われるほどの精度を誇ります。DPAは、そのB&Kのプロ用マイク部門が独立して誕生したブランドであり、現在もその技術力を活かして業界をリードし続けています。
特徴 | 詳細 |
---|---|
圧倒的な高解像度とナチュラルな音質 | DPAのマイクは特定の周波数を強調せず、原音を忠実に再現。空間の奥行きや微細なニュアンスの再現力が優れている。 |
ミニチュアマイクの先駆者 | 超小型コンデンサーマイクの開発に長け、ピンマイクや楽器用マイクの分野で業界をリード。 |
耐久性と信頼性の高さ | 放送・映画業界でも使用されるほど頑丈で、過酷な環境下でも正確な収音が可能。 |
製品名 | カテゴリ | 特徴 |
---|---|---|
DPA 4006A | 無指向性コンデンサーマイク | クラシック音楽やオーケストラ録音の定番。ナチュラルで透明感のある音質。 |
DPA 4011A | 単一指向性コンデンサーマイク | スタジオ録音やアコースティック楽器に最適。明瞭で自然な音を実現。 |
DPA 4099 | 楽器用ミニチュアマイク | 弦楽器・管楽器・ピアノ・ドラム用に最適化された小型マイク。 |
DPA d:fineシリーズ | ヘッドセットマイク | 放送・演劇・ライブパフォーマンスで愛用される高品位ヘッドセット。 |
DPA 6060 / 6061 | ミニチュアラベリアマイク | 映画やテレビ番組のピンマイクの定番。超小型ながら最高の音質。 |
DPAのマイクは、オーケストラやクラシック音楽の録音はもちろん、ポップス、ロック、ジャズ、映画、放送、舞台演出といったあらゆるシーンで使われています。
特にクラシック音楽の録音においては、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめとする世界中の名門オーケストラがDPAを使用しており、その透明感のある音質と空間表現力が高く評価されています。
1. Bang & Olufsen(バング&オルフセン)
・1925年創業、デンマークを代表する高級オーディオ&デザインブランド。
・「Beolab」「Beoplay」シリーズなど、美しいデザインと先進技術の融合が特徴。
・世界的なインテリアブランドと提携し、ハイエンドライフスタイルオーディオを展開。
2. Dynaudio(ディナウディオ)
・1977年創業、世界的なハイエンドスピーカーブランド。
・「Confidence」「Contour」「Evoke」シリーズなど、高解像度で透明感のある音質が特徴。
・スタジオモニター「LYD」「Core」シリーズは、世界中のプロの現場でも採用。
3. Gryphon Audio Designs(グリフォン・オーディオ・デザイン)
・1985年創業、超ハイエンドオーディオブランド。
・ピュアクラスA動作のアンプや、圧倒的な駆動力を持つスピーカーを製造。
・「Mephisto」「Diablo」「EOS」などの製品があり、音楽のリアリズムを追求。
4. DALI(ダリ / Danish Audiophile Loudspeaker Industries)
・1983年創業、世界的なスピーカーブランド。
・「Epicon」「Rubicon」「Opticon」など、ハイエンドからエントリーまで幅広いラインナップ。
・リニアな周波数特性と豊かな低音表現が特徴で、特にホームシアター市場でも人気。
5. Vitus Audio(ヴィタス・オーディオ)
・1995年創業、デンマークの超高級アンプブランド。
・「Masterpiece」「Signature」シリーズなど、極限まで高音質を追求した設計。
・純A級動作のアンプが多く、滑らかでナチュラルなサウンドが特徴。
6. Ortofon(オルトフォン)
・1918年創業、世界最古のカートリッジメーカー。
・「SPU」「Cadenza」「2M」シリーズなど、アナログレコード市場をリード。
・MM(ムービングマグネット)からMC(ムービングコイル)まで幅広いラインナップを展開。
7. Buchardt Audio(ブカルト・オーディオ)
・2013年創業、次世代スピーカーブランド。
・「S400」「A500」など、コストパフォーマンスに優れたアクティブスピーカーが人気。
・ワイヤレス&DSP技術を活用し、従来のスピーカーの概念を変える革新性を持つ。
8. Audiovector(オーディオベクター)
・1979年創業、ハイエンドスピーカーブランド。
・「Rシリーズ」「QRシリーズ」など、デンマークのクラフトマンシップが光る製品を展開。
・独自のAMT(エアモーション・トランスフォーマー)ツイーター技術を採用し、高精細な音を実現。
ここまで世界各地の有名ブランド、高級老舗オーディオを見てきました。
歴史のあるものから新興オーディオブランドまで様々でしたね。
基本的にはどれも高額なものになってきます。
しかし、オーディオと映像、カメラは人生を楽しむ根幹を担うもの。
特に音に関してはこの物理次元、そしてこの地球上でしか味わえない最高のアートです。
資産に余裕ができたとき、人生の節目に、人生を豊かにする相棒として、また、未来への投資として最高の音を体験してみてはいかがでしょうか?
この記事がそんな機材を探すためのきっかけとなれば幸いです。