FFT Spectrum Analyzer

Voxengo SPAN という無料のアナライズプラグインがあり、とても便利だったので紹介します。
DTMやミックス作業に欠かせない存在といえば、音の「見える化」ができるアナライザープラグイン。
今回はその中でも、完全無料でありながらプロユースにも耐えうる高機能を誇る「Voxengo SPAN」を紹介します。
私自身、これまで様々なアナライザープラグインを試してきましたが、SPANの完成度には正直驚かされました。
しかも無料。
これはインストールしない理由がないレベルです。
Voxengo SPANとは?
ロシアのプラグインメーカー「Voxengo」が開発したスペクトラムアナライザー。
以下のフォーマットに対応しており、Mac・Windowsどちらでも使用可能です。
- VST
- VST3
- AudioUnit (AU)
- AAX
Voxengo SPANの主な特徴
Voxengo SPANの主な特徴
機能 | 内容 |
---|---|
スペクトラム表示 | 周波数帯域ごとのレベルを可視化 |
RMS / Peak メーター | 音量の見える化(瞬間と平均) |
マルチチャンネル対応 | L/R別々に表示可能 |
カスタマイズ性 | グリッドやカラー設定を自由に変更可能 |
位相表示 | 位相干渉チェックも可能 |
実際に使ってみて感じた魅力
私が特に便利だと感じたのは、次のポイントです。
1. 今鳴っている音の周波数(Hz)が一目でわかる
→ ボーカルやベースの位置、不要な低音・高音の確認に最適。
2. RMSとPeakを同時に表示
→ ミックスの音圧バランス調整に役立つ。
3. 視認性が高いグラフィック
→ デフォルト状態でも見やすい。色やスケールも細かく設定可能。