フルレンジ(Full-Range)スピーカーユニットとは、その名のとおり 人間の可聴範囲(約20Hz〜20kHz)を1つのスピーカーでなるべく広くカバーすることを目指したユニットです。
スピーカー選びをする方、自作スピーカーを作る方、それぞれあるかと思います。
もちろん何十万円もする超高級スピーカーの音もいいでしょうが、いいフルレンジといい箱(エンクロージャー)を組み合わせるだけで驚くようなすごい音響になるわけです。
しかも自作といってもミニ四駆よりもはるかにシンプルなのです。
何cmが理想?!
実際のフルレンジユニットが再生可能なのは大体「100Hz〜15kHz」前後が目安です。
小型(8cm〜12cm)のものは高音に強く、
大型(16cm〜20cm)のものは低音にやや余裕があります。
さて、フルレンジは20cmが最大というわけではありませんが、実用的・一般的には20cm前後が限界的なサイズ帯として扱われることが多いです。
というのは、20cm以上になると共振を生みやすく現実的な調整が困難になってくるからです。
特別なこだわりがない方に関しては実質16cmを最大と定義して問題ないどころか、16cmを最大と捉えるべきでしょう。
ちなみにPHY-HP(フランス)というメーカーからは、21cmのH21LB15がリリースされています。
密閉で使うサイズ
フルレンジ単体で鳴らすとなると、バックロードホーンを使うこともあるかと思います。
バックロードホーンを使うと、サブウーファーなどの低域の補助を必要としないケース(満足度による)もありますので、セッティングはシンプルに収まるでしょう。
ただし、個人的にはやはり密閉で使う方が好みではあります。
ここから先はnoteの方で設置方法や、使用するケーブルの情報、DACのお話までかなり詳しく解説していますので、是非チェックしてみてください。