アナログ録音 vs デジタルフォーマット対応表(感覚的換算)

投稿者: | 2025年4月9日

アナログテープの音質の違いをいまいち掴みにくいという方、デジタルネイティブ世代の方向けに、感覚的換算表を作成しました。

また、写真機に詳しい方、映像関係の方向けにフィルムで例えると・・・を表換算しています。

いずれも感覚的なものであり、なんら論理的なコンバートを行なっているわけではありませんので、エンタメとして読んでください。

デジタルとアナログ換算表

アナログ録音方式 トラック構成 速度 想定される音質 デジタル換算イメージ
2トラ76.2cm/s(1/4インチ) ステレオ(片面) 超高音質 マスターテープ級 24bit / 192kHz WAV
2トラ38cm/s ステレオ(片面) 高音質 放送局・業務用 24bit / 96kHz WAV
4トラ38cm/s ステレオ(両面) 良好〜中級 高級民生機 16bit / 48kHz WAV
2トラ19cm/s ステレオ(片面) 中〜上級 マニア向け民生機 24bit / 48kHz WAV
4トラ19cm/s ステレオ(両面) 標準 一般家庭用 MP3 320kbps / 16bit 44.1kHz
4トラ9.5cm/s ステレオ(両面) 中音質 初心者〜長時間録音 MP3 192kbps 相当
カセット(Type IV メタルテープ) ステレオ 4.76cm/s 良好 MP3 256〜320kbps
カセット(Type I ノーマル) ステレオ 4.76cm/s 一般的 MP3 128〜192kbps
カセット(劣化・古いデッキ) ステレオ 4.76cm/s 低音質 MP3 96kbps 以下

アナログフィルム vs アナログ音声テープ

写真フィルム 通称・サイズ 用途・印象 感覚的に対応するアナログテープ
8×10(大判) 203×254mm 究極の解像度、広告・美術印刷 2トラ 76.2cm/s(マスターテープ)
4×5(大判) 102×127mm 高精細なプロ用途、風景・商業 2トラ 38cm/s(放送局)
中判(ブローニー) 6×9 / 6×7 / 6×6 雑誌・アート・ハイアマチュア 2トラ 19cm/s(民生ハイエンド)
35mm判(ライカ判) 24×36mm 一般的なプロ/ハイアマ用途 4トラ 19cm/s(一般家庭)
ハーフ判 17×24mm コンパクト・高感度重視 4トラ 9.5cm/s(長時間用)
APS 16.7×30.2mm 簡易カメラ・スナップ・日常 カセットテープ(Type I)
110フィルム 13×17mm トイカメラ・子供用・おもちゃ 劣化カセット・マイク録音